- 女性の矯正専門歯科医師による寄り添ったカウンセリング
- このようなお悩みはありませんか?
- お口周りの筋肉トレーニング(MFT)
- マウスピース型の小児予防矯正装置の種類
- その他の矯正装置
- 小児矯正のメリット
- 小児矯正のデメリット
女性の矯正専門歯科医師による
寄り添ったカウンセリング
歯医者が苦手なお子様も安心
当院の小児矯正は、女性の矯正専門の歯科医師が相談から治療まで担当いたします。女性ならではの柔らかい雰囲気でお子さんに対応することを心がけていますので歯医者が苦手なお子さんがいらっしゃるお母さん・お父さんも安心してお越しください。
治療を開始するタイミングやどんな矯正装置を使用できるかなどどんなお悩みでも構いませんので、お気軽にご相談いただければ幸いです。
お子さんの明るい未来のために、小児予防矯正から初めてみませんか?
このようなお悩みはありませんか?
- お口ぽかんとしている
- 口呼吸が習慣化している
- 丸飲みしていて噛んでいない
- 舌の位置が低い
- 猫背になっている
- 頬杖をついている
お口周りの筋肉トレーニング
(MFT)
歯並びを乱す原因を取り除くための「口腔筋機能療法」
歯並びや咬み合わせは、遺伝だけでなく、幼少期の生活習慣やクセにも大きく影響されます。
指しゃぶりや舌を前に押し出す舌突出癖、口呼吸などは、開咬(かいこう)や出っ歯(上顎前突)などの不正咬合を引き起こす原因となります。
MFT(口腔筋機能療法)は、舌・唇・頬といった口腔周囲筋のトレーニングを通じて、こうした筋肉のバランスを整える治療法です。嚥下(飲み込み)や発音、咀嚼、安静時の舌の位置など、口の基本機能を正しく再教育することで、歯並びや顎の発育、さらには呼吸機能の改善にもつながります。
成長期のお子さんにとっては、歯並びが乱れないようにするための予防や矯正後の後戻り対策にも効果的です。
マウスピース型の
小児予防矯正装置の種類
プレオルソ
プレオルソは、永久歯が生えそろう前の3〜10歳ごろに使用する柔らかいマウスピース型矯正装置です。装着することで、舌や口唇の筋肉を鍛え、正しい口の動きへと導きます。これにより、顎の成長方向を整え、歯並びの乱れを未然に防ぎます。
装置は上下一体型で歯全体を包み込み、口呼吸や舌を突き出すクセを改善する効果があります。起きている間の1時間と就寝時に装着するだけで効果が期待できるため、日常生活への負担も少なく続けやすいのが特徴です。
また、早期に始めることで将来的に本格矯正が不要になったり、抜歯を避けられたりといったメリットもあります。鼻呼吸の習慣化にもつながり、健康的な成長をサポートします。
マイオブレース
マイオブレースは、5〜10歳前後のお子さんに行うマウスピース型の小児予防矯正装置です。歯並びの乱れを「筋肉や呼吸の習慣」から改善していく点が特徴で、舌・唇・頬のトレーニングを組み合わせながら進めます。
お口の筋肉バランスを整えることで、顎の成長を促進し、歯が正しい位置に並ぶよう導きます。ワイヤーを使用しないため痛みが少なく、抜歯もほとんど不要です。また、自然な発達をサポートすることで、口呼吸・いびき・姿勢の改善といった副次的な効果も期待できます。
その他の矯正装置
拡大床
拡大床とは、矯正治療で使用される薄い入れ歯のような装置に「拡大ネジ(スクリュー)」を内蔵した矯正装置です。装着後、定期的にネジを少しずつ回すことで歯列を頬側に広げ、歯をきれいに並べるためのスペースを作り出します。
歯並びが乱れている原因の多くは「歯が並ぶスペースの不足」です。従来は歯を抜いたり削ったりして調整する方法もありましたが、拡大床を使用することで歯を抜かずに自然な形でスペースを確保できます。また、歯列の幅だけでなく、歯の傾きや方向を整える補助的な役割も果たします。
「顎を広げる装置」というイメージを持たれがちですが、拡大床は顎の骨そのものを広げるものではなく、歯列を頬側へゆるやかに傾けて整える装置です。成長期の骨が柔らかい時期に使用することで、永久歯が自然にきれいに並ぶための土台づくりが可能になります。
お子さんの歯並びが気になる場合は、早めにご相談いただくことで、抜歯を避けた矯正の可能性が広がります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、成人矯正で行うものと同じです。ブラケットを歯に装着しワイヤーを通して歯を動かしていきます。
ホワイトワイヤーやセラミックブラケットを使用することで目立ちにくくなります。
マウスピース矯正(インビザラインファースト)
すでに歯並びの乱れが見られるお子さんには、マウスピース型小児矯正「インビザライン・ファースト」による治療を行っています。
透明で取り外し可能なマウスピースを段階的に交換しながら、歯を少しずつ理想的な位置へ動かしていく矯正方法です。
この治療の特徴は、永久歯が生えそろう前の時期に対応できることです。
これから生えてくる歯のためのスペースを確保しながら、同時に歯列を整えることができます。治療前には3Dシミュレーションで歯の動きや最終的な仕上がりを確認できるため、治療の流れをイメージしやすく、お子さんはもちろん、お母さん、お父さん方にも安心していただけます。
小児矯正のメリット
成長期を利用して骨格から整えられる
小児矯正の最大の利点は、成長中の骨格をコントロールできることです。たとえば、上顎が前に出ている「上顎前突(出っ歯)」の場合には上顎の成長を抑制し、逆に下顎の成長が遅れている場合にはその発育を促すといった治療が可能です。
成長を味方につけることで、将来的に外科手術や抜歯を避けられるケースもあり、自然でバランスのとれた顔立ちと咬み合わせを目指せます。
永久歯のスムーズな生え変わりをサポート
お子さんの時期は乳歯から永久歯への生え変わりが進む重要な段階です。
実は、乳歯の段階で歯がきれいに並びすぎているお子さんほど注意が必要です。本来、永久歯が正しく生えるためには、乳歯の間に少し隙間があるのが理想的です。
隙間がないと、永久歯が並ぶスペースが不足して歯列が乱れたり、歯が出てこれなくなったりする場合があります。
このような場合、拡大床などの矯正装置で顎のスペースを広げることで、永久歯が自然にきれいに生えるようサポートできます。成長期に骨格を正しく誘導することで、将来的な歯列矯正の負担を軽減することができます。
口腔習癖を早期に見つけて改善できる
小児矯正では、歯の位置だけでなく、お口の癖(口腔習癖)にも注目します。舌で歯を押す「舌突出癖」や、口呼吸、頬杖などは、歯並びや顎の発育に悪影響を与えることがあります。
たとえば、舌で下の歯を押す癖があると下顎の成長が過剰に促され、「受け口(下顎前突)」の原因になることもあります。
小児矯正では、こうした悪い癖をMFT(口腔筋機能療法)などのトレーニングを通じて改善し、正しい筋肉の使い方を身につけることも目的のひとつです。
小児矯正のデメリット
治療期間が長くなることがある
小児矯正は「早く始めればすぐ終わる」というものではありません。装置の使用期間はおよそ1年半~2年ほどですが、顎の成長や歯の生え変わりを観察しながら治療を進めるため、少なくとも小学生の間は経過観察が必要です。
そのため、Ⅱ期(成人矯正)を含めると、全体の治療期間が長くなることがあります。ただし、早期に始めることで骨格のバランスを整えやすく、Ⅱ期の治療が短縮されたり、抜歯を回避できたりするケースもあります。
お子さんの協力度が結果に影響する
小児矯正では、取り外し可能な装置(拡大床・プレオルソなど)を使用することが多く、お子さん自身の装着時間や管理が治療の成果を左右します。歯磨きや食事の際に外せるというメリットがある一方で、指示通りに装着しないと十分な効果が得られず、治療期間が延びてしまうこともあります。
そのため、治療を成功させるには、お母さん、お父さんの方のサポートやお子さんのモチベーション維持も大切です。
治療の適応期間が限られている
小児矯正は、顎の成長が活発な時期にしか行えない治療です。上顎の成長ピークは小学校低学年、下顎は小学校高学年ごろに訪れます。
そのため、永久歯がすでに生えそろっている場合や顎の成長が終了している中高生・成人の方は、小児矯正の適応外となります。